贈与税対策の流れ
1. 現在あるすべての財産と債務を集計して現状の相続税額を把握する
2. 財産をどのように分けるかを具体的に考える
3. 暦年贈与がいいのか相続時精算課税制度がいいのかを検討する(相続時精算課税制度を一度適用すると暦年贈与ができなくなるので慎重に判断する)。相続時精算課税制度を適用する場合には、誰にどの財産を贈与するのかを検討して、実行する
4. 直系尊属からの教育資金の一括贈与や直系尊属から20歳以上の者への贈与、贈与税の配偶者控除、住宅取得等資金の贈与税の特例、障害者に対する信託受益権の非課税など、贈与税の恩恵を受けられるものがないか検討する
5. 暦年贈与を適用する場合は、生前贈与分岐点を計算して、いくらまでだったら贈与してよいかを知っておく
6. 特例の財産を特定の相続人に贈与したいというものがあれば、それを書き出しておいて、どれくらいの時間をかけて移していくのかをプランニングする
7. 金銭の贈与であれば、誰にいくら、どれくらいの時間をかけて贈与するのかをプランニングする
8. 定期的に見直していく
贈与税対策のポイント
・長期間かけて贈与していく
・分散して贈与する
・相続税の負担率より低い贈与税の負担率の範囲で
贈与する
・評価が上がりそうな財産を贈与する